カメラを構えられてスグに笑顔を作れる人ってエラいと思う。 |
「はい、それではカメラに対して体を斜めにしてくださいね。カメラを見ないように~。キンチョーしないで笑顔で。」
一眼レフカメラを構えたプロのカメラマンと僕との距離はわずか1.5メートル。懸命に僕にそう話し掛けるのはカメラマンの横にいるライターさん。笑えって言われても、そんなゴツいカメラ近くで構えられて周りに何人もの人が居たら引きつった笑いしか出来んてば。。。
時は10月下旬、最近発行された「とやま家づくりの本2009年度版」の取材で、立山町のH様のお宅でのひとコマである。室内外の写真をひと通り撮り終えて、「では最後に本郷さんの写真撮りますね。」…という流れである。
もちろん心の準備も整わないまま挑んだ撮影だから現場作業着のままだ。どうせなら著名な建築家のようにスーツでバシッとキメた写真を撮って欲しいトコロだが、「飾らない自然な感じがイイんですよ。」とライターさん。
「本郷さん、笑顔笑顔!」ぎこちない作り笑いを浮かべたままパシャパシャとシャッターを切る音がする。
「こちらのお宅の設計は、どんなトコロに重点を置かれましたか?」…会話の中からの自然な感じの写真を撮ろうという作戦だ。
「リフォームですので、家全体の強度を見直すことと…」「う~ん、そんな真剣な顔じゃなく笑顔がいいんですけど~。」いくつか仕事の話題を振ってくるが、どうしても真剣な顔になってしまう。
「今の時期はどんな魚が釣れるんですか?」笑顔を引き出すためならナンでもありか?と思いながらもついつい答えてしまう。。。「今年は魚が少なくて、なかなか釣れんがデス。いつかはブリ釣りたいっすね~。」…その後も魚釣りの話が続き、シャッター音が途切れない。
「ハイOKで~す!!」
「とやま家づくりの本2009年度版」は、書店にて絶賛発売中である。魚釣りの話をしながらイキイキしている僕の顔と、Hさんのお宅のリフォームの詳細は本の中の260ページで確認できる。機会があればぜひ確認してみて欲しい。
取材に際して快くご了解いただきましたH様、本当にありがとうございました!
注文住宅 |
「いらっしゃいませ。ご注文お決まりでしょうか?」
え~っと…とメニューから、自分が食べたいモノとドリンクを選ぶ。写真と値段を見たり、おなかの空き具合でガッツリ系やアッサリ系。その時の気分で注文できる。居酒屋なんかだと、ツマミになりそうな品を数品選んで注文できる。自由に選んで、おなかも大満足である。
家を建てるときはどうだろう?好きな壁や屋根、キッチンやお風呂をメニューから選んで組み合わせて、ササッと建てると大満足な注文住宅の出来上がり!だって、自由に選べるんだから注文住宅なんじゃないですか?え?違うって?家はそんなカンタンなモノじゃない!…そうです。おっしゃる通りです。
世間一般に、仕様が決まって値段が付いている建売住宅やセットプラン以外の家を注文住宅と呼ぶが、「注文」と言うと、なんだか意味合いが違う気がする。
家族みんながもっと快適に過ごせる家を望んで家を建てるのだから、家族の成長に合わせて家も成長できる間取りや、地震に強くて壊れない耐震性能、モノが増えても全然大丈夫なたくさんの収納、キッチンやお風呂の仕様や内装の仕上げ、デザインなどなど…挙げればキリが無いが、全てのモノをカタログから選ぶのではなく、住む人の「いい家に住んで家族みんなが笑顔で過ごしたい!」って想いと、作り手である私たちの「幸せを育んで欲しい!」って想いをたくさん重ねて一緒に創ることが必要なのだ。人の想いを込めれば込めるほどいい家になるのだから。
「人の想い」という、目に見えないモノをカタチにするわけだから、「想創(そうそう)住宅」なんて呼び方はどうだろう…解かりにくいか(>_<)
「注文住宅」の文字の間にある深い意味を大切にして家づくりに取り組み続けたい。
空のスマイル |
12月1日の夜、「空のスマイル」を見た。
下弦の月の上に星がふたつ、ちょうど目がふたつあるように見え、月が微笑む口のカタチに見え、それがスマイルマークに似ているから「空のスマイル」と呼ぶらしい。運転中のラジオで聴くまで知らなかったが。。。以前から、月が昇って最初に光る星が金星だとは知っていたが、もうひとつはなんだろう?と思いながら見ていた。
空を見上げるなら夜空が好きだ。
4週間で満ち欠けを繰り返す月、その時々で近く大きく見えたり小さく見えたり。そして光る星たち。太陽系内の惑星が太陽の光を受けて光るものもあれば、遥か遠く離れた恒星、言わば別の太陽系の光が届いて光るもの、中には星々の集団の銀河もある。
日中の太陽の光の中で見える景色は地球の中の景色だ。それも時間帯や季節でいろんな表情を見られてキレイだが、夜空は、想像もつかないほど遠くの光を届けてくれる。光の速さで進んでも、到着するまで何年や何十年もかかる遠い星々の光。
光は一秒間に約30万キロメートル進む。地球を7周半できる速さだ。そんな速さで進んでもすぐに着けないほど離れた星の光だ。
夜空を見上げると心が癒される。ゆっくりゆっくり表情を変える月と広大な宇宙のパノラマは、眺める僕に時間を忘れさせる。慌しく仕事している日常から少しだけ、時間を忘れて夜空に思いを馳せることができるから。
「空のスマイル」のもうひとつの光る星は木星。右が金星、左が木星…コレもラジオで得た知識であるが。。。










