住宅・店舗・設計施工 有限会社空間工房

気ままにコラム

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09/03/05

はじめてのオーダー家具?

 約20年前、高校を卒業して勉強机や教科書を部屋から出した。その頃は「社会人になったら
 
勉強なんてしなくてもいいもん。」と、本当はそれ以上に勉強しなくてはいけない現実を
  
理解していなかったのだが。。。
 
 
 「広くなったなぁ。よしっ!これからは趣味の本やビデオデッキ(約20年前ですから。。。)や
 
テレビを置いて、自分の城にするんだ!」…と、ホームセンターでカラーボックスをいくつか買い、
 
組み立てて積み上げたり並べたりして置いた。そのカラーボックスの中に好きな本やCDや
 
ビデオテープを詰め込んで、理想の自分の城が完成したのだが…
 
   「う~ん、、、イマイチすっきりしてないなぁ。」カラーボックスに詰め込んだモノが
 
見えるのが気になる。またまたホームセンターに走り、今度はベニヤとラッカースプレー(黒色)を
 
買った。カラーボックスは一台に3箇所の棚になるが、その全部に扉を付けて、当時流行りの
 
モノトーンカラーに塗ったオリジナルの収納棚に変身させようと試みたのだ。
 
 
 棚の寸法を測り、その通りにノコギリでベニヤを切る。プロなら電動工具で瞬間に切ってしまう
 
ベニヤだが、コレがなかなかウマく行かない。切っているうちに曲がっていくし、切った角
 
(小口といいます)もザラザラしている。一枚切るのに小一時間はかかった。12枚ぐらいは
 
あったと思うので、何日もかけてベニヤを切った記憶がある。
 
 モノトーンにするためには、やっぱり黒色だろ!ラッカースプレーでシュ~と吹き付けるが、
 
色がしっかり付かない。何度やってもベニヤの木目が黒く染まってくれない。今の仕事を始めて
 
から知ったのだが、一度サンドペーパーで表面をこすり、その後3度ほど塗り重ねて仕上げると
 
キレイになるのだ。  その後2度、ホームセンターに走るハメとなった。扉を開くときに必要な丁番と指を掛けるツマミの
 
準備をすっかり忘れていた。
 
   完成した自分の城の収納棚。お世辞にもカッコイイとは言えないシロモノだったが、
 
出来上がったときの感動だけは忘れない。
 
 
 大切なことは、「モノづくりの感動を忘れない。」ということだと思う。
 
 
 
 ニュースレター「いまーじゅがーでん」2008年3月号より   本郷孝司

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