住宅・店舗・設計施工 有限会社空間工房

気ままにコラム

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09/02/24

インテリアデザイナーに憧れて。。。

僕は20歳の時、インテリアデザイン事務所に入社し、この業界に入りました。
 
デザイン事務所ではありますが、自社でデザインと現場施工も請け負う事務所です。
入社以前の僕は、普通科の高校を卒業してすぐに勤めたインテリア資材の問屋さんの
 
デキの悪い営業社員でした。仕事に対する情熱も無く、きっと目は虚ろだったと思います。
 
 
「会社辞めようかなぁ。」ボンヤリ考え、そして辞表提出。担当してた取引先に辞職の
 
あいさつに廻っていた時、「お前、次の勤め決まってるんか?無いならウチ来い。」…と、
 
そのインテリアデザイン事務所の社長。
 
うれしかったです!
 
元々「インテリアデザイナー」という響きに憧れてましたから…所詮あんちゃんの考える
 
憧れなど、「かっこいいなぁ。」程度のモノでしたが。。。  
しかし僕は専門知識があるワケでも無いズブのシロウトです。でもヤル気だけはありました。
 
毎日が新しい発見の連続で、楽しくて仕方ありませんでした。
 
社長は、「この仕事をしたいなら、勉強することを惜しむな。常に知識を蓄えろ。」と
 
いつも言ってました。僕が解からないことがあると、親身になって教えてくれます。
 
「オレはきっと有望なんだっ!社長の言う通り頑張れば、きっと有名なデザイナーになれる
 
ぞっ!」…単純ですが、それが僕の原動力でした。
 
 
ただし、その思い込みは入社3年後にカン違いだったと知るのです。
 
「現場忙しくて、どうしても現場掃除するヤツ欲しくて。お前に掃除させとけば3ケ月
 
ぐらいで辞めるかと思っとたけど、まだおるなぁ。」と、笑顔で話してくれました。
 
以外にも頑張ってたみたいデス…なんとなくフクザツでした。
 
 
僕は最近強く感じます。「育ててもらったんだなぁ。」と。
 
 
8年間お世話になり独立開業したのですが、ウチのスタッフや専門学校の学生たちと話して
 
ると、彼らと似たようなことをその社長に言った覚えがあることに気づくのです。
 
コイツ、ナニを言ってんだか。。。と思いつつ、親身になって建築知識や設計技術を僕に教
 
え込んでくださった社長の顔が浮かびます。
 
 
僕は社長を見習うように、ヤル気のあるスタッフや学生に専門知識を伝えています。
 
それが育てて頂いたことへの恩返しのような気がしてなりません。
 
最近は疎遠になっていますが、時間がある時はその事務所へ寄らせて頂くことがあります。
 
「おうっ。元気か?」なんだか軽~く挨拶してくれますが、きっと喜んでくれているハズ?
 
…です。
 
 
景気の話や近況を話すだけですが、彼はこの先もずっと僕の師匠であり目標です。
 
いつかは追いつき追い越したい。育てて頂いた感謝の気持ちをこめて。。。
 
 
 
ニュースレター「いまーじゅがーでん」2007年11月号より  本郷孝司

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