誰のための家創り? |
「空間工房様 ○○邸」…よく見かける、現場での納品書の宛名書きだ。
コレがとても気になっている。
家を建てるときには、延べで数百人という人の手が加えられる。僕やウチのスタッフ達が図面を書き、現場を管理し、協力業者さん達、云わば職人さんがそれぞれの職種の技術を発揮する。また、建築材料や物品の納品のための配達の方々などなど…挙げればキリが無いが、一件の家を建てるためにみんな想いを込めて協力して創っている。
しかし、その数百人の方々は誰を見ているのだろう?
仕事の流れを考えると、お客さま→ウチ→協力業者さん→配送の方という流れになるが、協力業者さんや配送の方の中に、「自社のお客様は空間工房様です。」という方が以外に多い。半分は正解ではあるが、正解は「自社のお客様は施主様と空間工房さんです。」である。
お施主さまがいらっしゃって、家づくりを空間工房に任せて頂き、その結果自分が仕事を出来る。という認識が薄いのだ。だとすれば、みんなで協力してお施主さまのためのイイ家創り。という観点がボヤけてしまう。
これは建築業界全体に見られることだ。「オレは職人だ。仕事してやってるゾ。」的な考えがまかり通った時代もあったらしいが、そんな昔の話を引きずっていてはいけない。仕事へのプライドはもちろん必要だが、お客さまに満足して頂いて初めてその対価をいただくのだ。
長きに渡って染み付いた建築業界の勘違い。「お客さまのために、お客さまが満足していただける家をみんなで協力して想いを込めて創る。」という正しい思考を発信し、少しずつでも変えていかなければいけないと思う。










