住宅・店舗・設計施工 有限会社空間工房

空間工房ダイアリー

2019年08月の投稿

  • 19/08/30
  • カテゴリー:気ままにコラム

応用力

 木造住宅の是非は、大工さんの技量で左右されます。特にリフォームの場合は顕著です。
 
 新築は、工場で加工した材料を現場で組み立てるプレカットが主流です。何棟も建てて慣れている大工さんなら、お任せしておけばスイスイ進みます。
 
 しかし、新築しか施工したことがない大工さんにリフォームを依頼すると捗らない場合があります。
 
 一から作る新築は、予め決まった材料を決められた手順で組立てるので、完成形を想定できる仕事になります。
 
 しかしリフォームは、今あるものを壊してキレイに作り替えるので、想定し難くなります。見えない水廻りの床を剥がすと腐っていたり、新築当時の手抜きで、決まったピッチで下地が入っていなかったりが、それです。
 
 想定外の場合は、最終的には設計者である僕が判断しますが、必ず大工さんの意見を聞きます。肝心なのが大工さんの経験と知識です。リフォーム経験が少ない方は、意見を求めても返ってきません。どうすれば良いかわからないからです。
 
 経験豊富な方は、僕が思うより頑丈に直す方法を知っていたりします。仕上がりを頭の中で描き、施工経験を応用するチカラがあるからです。任せて安心ですし、施主さまも安心です。 
 
 大工さんに限らず、設計や現場管理もそうですが、どんな仕事でも、知識と経験を活かし臨機応変に対応できる応用力が大切ですよね。
 それを忘れずに頑張りましょう。

1

Copyright(c) 2003. Kukan kobo .inc. All Rights Reserved.