住宅・店舗・設計施工 有限会社空間工房

空間工房ダイアリー

2019年02月の投稿

  • 19/02/25
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手描きパース

 長く続いているうどん屋さんのこだわりは「手打ち」だ。店主はそれが好きだから毎日続けているだろうし、美味しいものをお客さんに提供したいという想いを込めて手間をかけることが味に繋がり、お客さんに支持されるのだ。
 
 手間を掛けること、こだわることを惜しんではいけないと思っている。
 
 僕は手描きパースだ。
 
 かなり遡るが、中学や高校時代、美術だけは真剣に取り組んでいた。写生やポスター制作、今とは違い、下書きから着彩まで全て手描きだったが、楽しくて仕方がなかった。
 
 この業界に入り、パースというものを知って衝撃を受けた。空間の完成予想図を立体的に見せ、柔らかいタッチや陰影もしっかり表現しているのだ。先輩方に描き方を教えてもらい、時間を忘れて没頭して描いた。
 
 今もパースを描いているとすごく楽しい。柔らかさや暖かさ、光の反射を想像通り表現できたらうれしくてたまらない。
 
 CAD図面といっしょに手描きパースで施主さまに提案すると、とても喜んで頂ける。間取りや仕様の説明のとき、施主さまが図面よりパースを見ながらうんうんと頷いて下さり、「これ、とてもわかりやすいです。」と言われると、表面には出さないが、本当はうれしくて心の中で小踊りしている。
 
 今や時代は3DCGが主流だが、手間を惜しまず想いを込めると必ず伝わると信じて、これからも手描きパースにこだわって行きたい。

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