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2018年11月の投稿

  • 18/11/30
  • カテゴリー:気ままにコラム

ヒートショックについて

 先日、富山新聞にヒートショックに関する記事が載っていた。
 
 ヒートショックとは、急激な温度変化により血管が収縮し、脳卒中や心筋梗塞を引き起こすことだ。例えば冬場、寒い浴室に入り、慌てて湯に浸かるとその温度差が身体の負担になる。
 
 グラフで見る通り、富山県内で年間100人以上が亡くなっているが、原因がはっきりせず病死扱いになる場合もあるので、実数はその3~4倍の可能性があるそうだ。
 
 温度差が10℃以上でその危険性が増すが、冬場の暖房していない脱衣室の気温が10℃だとして、湯船のお湯が40℃とすれば差は30℃だ。
 ハダカで冷凍庫からいきなり夏場の30℃の場所へ飛び出すようなものだ。
 
 ヒートショックを予防するには、居室と洗面脱衣室と浴室の温度差を少なくすることに限る。
 
 業界人としては、「断熱性能が高いユニットバスに入れ替え、洗面脱衣室の断熱工事と暖房機を設置しましょうよ!」と言いたくなる。もちろんそれが安心して入浴できる最善の方法だが、費用も掛かるので、ご家庭のお財布事情により異なってくる。
 
 入浴の1時間ほど前から脱衣室を電気ストーブで暖房し、脱衣前に浴室の壁や床をお湯のシャワーでよく温めてからの入浴をおススメする。浴室のタイルは熱伝導がよく、お湯をかけると温まりやすいからだ。できることなら入浴中はシャワーを出したままにすることが望ましい。エコや水道光熱費の観点からすれば全くズレているが、それぐらい重要なことだと理解して欲しい。
 
 これから本格的に冬になり気温が下がっていくが、身体に負担を掛けないよう、自分も含めて、心掛けたいものだ。

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